無限の波紋とは別の場所で、小さな商売を一つ始める

暗い空間で青く光る小さな商品模型を組み立てる人物 商売実験

ここ最近、また無限モードに入っている影響なのか、妙にいろいろなことを試してみたくなっている。

以前なら、生活を維持するだけでかなりの力を使っていた。仕事へ行き、帰ってきて、食事を作り、少し文章を書けば、それだけで一日が終わる。

ところが身体の状態が整ってくると、同じように生活していても余力が残る。その余力があると、「これを現実に置いたらどうなるんだろう」というものが、次々に出てくる。

今回出てきたのは、小さな商売の実験だった。

無限の波紋とは、まったく別の場所でやる

無限の波紋では、このブログとKindle出版を中心に進めている。記事を増やし、本を作り、過去に書いたものも必要に応じて編集しながら、何年もかけて一つのメディアにしていくつもりでいる。

これはこれで、かなり面白い。今のわたしが最も長く続けたいと思っている仕事でもある。

ただ最近、それとはまったく別の場所で、一つのデジタル商品を作り、自分で販売ページと広告を用意し、知らない人へ実際に売ってみたくなった。

名義も別にする。無限の波紋から商品へつなげることも、商品から無限の波紋へつなげることもしない。ここで読んでくれている人へ売るのではなく、わたしのことを何も知らない人だけがいる場所へ置く。

何を売るのかについても、ここでは書かない。秘密めいた演出をしたいわけではなく、単純に、二つを混ぜずに試したいからである。

もう「何かやってみたい」と考えている段階ではない

前から何となく考えていた、という話でもない。

商品として何を扱うのか。誰に向けて作るのか。どのくらいの価格にするのか。何を説明すれば価値が伝わるのか。販売ページをどう組み、どんな広告から人を連れてくるのか。

そのあたりは、すでにかなり具体的に決まっている。広告画像も試しに作ってみた。少なくとも、自分の頭の中だけにある企画ではなく、あとは商品として読める形へ仕上げ、実際に市場へ置くところまで持っていく段階に入っている。

とはいえ、無限の波紋側の書籍制作を止めて、こちらへ全力を注ぐつもりはない。今進めている本を優先しながら、空いた時間に少しずつ作る。

一日で一気に完成させる必要もない。今日は構成を一つ決める。次は販売ページを少し直す。その次は広告画像を作る。そのくらいの進め方でも、毎回少しずつ完成へ近づいていく。

AIが、小さく試すための費用をかなり下げた

今回の実験を現実的だと思えた理由の一つが、AIだった。

以前なら、商品を一つ売るところまで持っていくだけでも、それなりの時間と金が必要だった。商品の文章を書き、構成を整え、販売ページを作り、画像を用意し、広告文も考えなければならない。

外注すれば金がかかる。全部自分で作れば時間がかかる。しかも、そこまでやっても売れるかどうかは分からない。

今は、人間側で商品の核と判断基準を持っていれば、その後の制作のかなりの部分をAIと一緒に進められる。

もちろん、AIに「何か売れそうなものを作ってくれ」と丸投げするわけではない。それでは、たぶん他にもいくらでもあるものが出来上がる。

何を商品にするのか。誰のどんな問題を扱うのか。どこまで説明し、何を削るのか。最終的に本当に金を取れる内容になっているのか。そこは自分で考える。

そのうえで、構成の整理、文章の検討、画像の試作、販売ページや広告の比較にAIを使う。以前なら試す前に疲れていた量の作業を、一人でも現実的な範囲まで小さくできる。

AIによって簡単に稼げるようになった、という話ではない。売れるかどうか分からないものを、実際に売れる場所まで持っていく費用が下がったという話である。

知りたいのは、知らない人が本当に金を払うか

今回、いちばん確かめたいことは単純である。

こちらのことを何も知らない人が、商品そのものの説明を読み、自分の金を払うのか。

無限の波紋を以前から読んでいる人なら、記事の積み重ねや、わたしが普段どんなことを考えているのかも知っている。しかし、今回の商品には、その信用を持ち込まない。

実名も顔も出さず、過去の経歴や収益を大きく並べることもしない。商品の考え方と内容を説明し、それだけで買う人が現れるのかを見る。

もちろん、売れた方がいい。

金を払う人が現れた方が、実験として面白いし、普通にうれしい。最初から売れなくてもいいと思って商品を作るつもりはない。

ただ、実際に広告を出して売れなかったとしても、何も残らないわけではない。広告が押されなかったのか。販売ページまでは読まれたのか。商品に興味は持たれたが、金を払うほどではなかったのか。

数字を見れば、少なくとも今回の条件に対する答えは出る。

売れれば、「この説明と商品なら、金を払う人がいた」。売れなければ、「少なくとも、この作り方では金は動かなかった」。どちらにしても、自分で市場へ置かなければ得られない情報である。

大きな事業にしたいわけではない

今のところ、この商品を入口にして、個別相談やコミュニティを始めるつもりはない。購入者と継続的に交流したり、次々に別の商品を案内したりする計画もない。

完成した商品を置き、必要だと思った人が買う。それだけで成立する形にしたい。

仮に売れたとしても、すぐに人を雇い、広告費を増やし、大きな事業へ育てるとは限らない。一度実際に売ってみたことで満足するかもしれないし、続けるとしても、小さいまま置いておくかもしれない。

今回わたしがやりたいのは、会社を作ることでも、別の肩書きを手に入れることでもない。

自分で考えた商品を作り、販売できる形にし、知らない人がいる市場へ置く。そこで、本当に金が動くところまで持っていけるのかを確かめたい。

結果だけは、いつかここへ残すかもしれない

別名義で行う以上、販売中の商品や広告を無限の波紋で紹介することはない。

ただ、実験が終わったあとに、何をどこまで作り、どの程度の広告費を使い、結果として何が起きたのか。その商品を特定できない範囲で、数字と結果だけを記録する可能性はある。

成功した話だけをあとから出すより、始める前の段階で「こういうことを試そうとしている」と残しておいた方がいい。

売れたあとなら、最初から自信があったように書ける。売れなければ、そんな企画はなかったことにもできる。

しかし実際には、まだ一円も売れていない。商品も完成していないし、広告も市場へ出していない。今あるのは、かなり具体的になった設計と、これから完成させる作業だけである。

まずは、現在進めている書籍を仕上げる。その横で、この商品も少しずつ形にしていく。

実際に広告を出し、知らない誰かが販売ページを開き、そこから金を払う人が現れるのか。

今のところ、知りたいのはそれである。

翌日、実際に商品を組み立て始めると、「自分にできること」を他人にも使える形へ変える難しさにぶつかった。その続きは、誰にでも売れる商品を作ろうとしたら、急に難しくなったに書いた。

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