しばらく無職だった。当然、仕事を探した。
派遣にも応募した。いくつか落ちた。採用されたものもあったが、シフトを握られ、時間を縛られ、他者にコントロールされる感覚に妙な息苦しさを感じた。
フードデリバリーは以前からやっていた。ちょこちょこと、本気ではなかったが。でも今回はちょっと感覚が違った。この「不安定な自由」を、本気で攻略してみようと思った。
客観的に見れば、かなり詰んでいる状況だと思う。でも不思議なことに、今のわたしはわりと機嫌よく生きている。
その理由こそが、このブログのテーマでもある。
このブログでやること、そして向かう場所
このブログは、3つの実験を記録する場所だ。
フードデリバリー(自転車稼働)を攻略する
短期目線で高効率・高収益を目指すのではない。報酬を追いすぎず、理不尽にイライラせず、ママチャリに跨り凪の心で街を漂う稼働スタイルを作る。
目先の報酬よりも「心穏やかに稼働できているか?」の方がずっと重要。
そこで得た日銭で今日を生き、借金返済を進めていく。
デジタル資産を育てる
ブログ、Kindle、note。
身体を動かしながら、同時に「寝ていても動く収益源」を少しずつ作り込み、積み上げていく。
AIに奪われない唯一の資産は、自分が実際に生きた記録だと思っている。
身体と脳を整える
断酒、一日一食、肉食、肉体労働。脳内物質を物理的に最適化することで、「至福」を日常の中に再現する。
精神論ではなく、完全に物理的なアプローチだ。
▸ 借金はどうなるのか
この3つの実験を同時進行させることで、フーデリの日銭とデジタル資産の合わせ技で借金を返していく。
ただ正直なところ、借金完済はゴールではない。なぜなら、『理想の生き方』が実現すれば、借金は勝手に消えていくはずだからだ。
▸ では、理想の生き方とは何か
特定の会社にも、特定の場所にも、縛られずに生きること。書くことと、身体を動かすことを、どこにいても続けられる状態を作ること。
今現在いる地方でも、関東でも、あるいは海外でも、朝に文章を書き、昼に街を走り、夜に記録する。その中で報酬を得て生計を立てていく。
俗に言う「ノマド的な生き方」というやつだ。ただし、PCだけで稼いで豪遊する、というイメージとは少し違う。身体を動かすことは、わたしにとって欠かせない要素だ。
その生活が成立するだけの収入の仕組みを、自分の手で作ること。それがこのプロジェクトの終着点として、今見えている景色だ。
この考え方を方法論として展開している。
なぜ、このやり方なのか
この状況ならば普通、まずは「稼ぐこと」にフォーカスすべきだろう。効率最優先、時給最大化。それが間違いなく「正解」だと思う。
ただ、わたしにはある特殊な経歴があり、その影響で「結果がすべてではない」という考えにシフトしてしまっている。
頂点に立ったことがある。名声を手にしたこともある。金が入ってきた時期もある。
それでも、幸福ではなかった。むしろ、今の方がずっと幸福だと感じている。
この2つは、まったく別の話だ。
そういう経験を経て、今のわたしには一つの信念がある。
今この瞬間、幸福かどうかだ。
— だから、稼ぎに全振りしない。報酬を追いすぎない。根性で限界まで回さない。
それはサボりではなく、幸福な状態を維持したまま持続可能な形で前に進むための、わたしなりの設計だ。
二つの「なぜ」
ここまで読んで、こんな疑問が残っているかもしれない。
QUESTION_01
「なぜ、借金を抱えることになったのか?」
薬物でも、詐欺でも、ギャンブルでもない。もっと奇妙な、ある意味で自業自得な理由がある。
その全記録はこちらに書いた。
元メジャーアーティストが、自殺マニュアルを経て「借金455万」を背負うまでの全記録。
QUESTION_02
「なぜ今、底辺にいる方が幸福だと言えるのか?」
その答えはEpisode 0にある。ただ、もう一段深い話がある。
その経験の中でわたしが自分なりに再定義した、「人生とは何か」という問いへの答えだ。
かなり濃い内容だ。人によっては引くかもしれない。それでも興味があるなら、こちらへ。
『無限の波紋』の根本思想:人生経験から導き出した、世界の再定義。
ロードマップ
現在地から最終形までのロードマップを、ここに書いておく。
返済のため13時間稼働フェーズに突入。13時間稼働前まではある程度執筆できていたが、現在は体力的にも精神的にも余白がなく作業ストップ中。まずは身体を稼働リズムに慣らすことが先決。
▸ なぜ13時間稼働をすることになったのか。その経緯と根拠 →
目標:デジタル報酬 月5万円
「地方と関東では稼ぎが全く違う」とよく言われる。はたして本当か。地方で鍛えた身体・装備・稼働スタイルをそのまま関東に持ち込み、実際に検証する。
デジタル報酬が月0〜20万円のこの期間は、稼働の「枠」自体は13時間で固定する。動かすのは、その中の「密度」——実際にアプリをオンにしている時間——だけだ。デジタル収益が積み上がるほど、密度を少しずつ薄めていく。
※枠を崩さないのは根性でも意地でもない。枠を固定し、密度だけを変数にすることで、稼働中に一切の判断をしなくて済む。
ここでの「昼に身体を動かす」は、13時間の枠の中で密度を薄めていく話とは別物だ。フーデリという仕事があるかないかも、もはや関係なくなる段階——完全にデジタルノマドとして成立する段階に入れば、「枠」を守る必要そのものがなくなる。その時初めて、1日6時間、フルで身体を動かす、というシンプルな形に戻る。
肉体労働をゼロにするのではない。過剰労働を、至福の運動量まで戻す。それだけだ。
結果が出てから語るのは、誰にでもできる。
借金を抱えて、どう考えても底辺としか言いようがない今の状況から「成功」や「哲学」について語り始めるのは、少し違和感があるかもしれない。
でも、そこでしか語れないことがある気がして、書き始めることにした。
それがこのブログの価値であるかどうかは、読んでいただいた人が決めることだと思っている。
ちなみに、フーデリという仕事自体が、いつかできなくなる日が来るかもしれない。
アカウント停止か、怪我か、業界そのものの消滅か。
その時は、次に行くだけだ。
やり切った上での強制終了なら、未練は残らない。